Vol. 97

秋にピッタリ、大人の合繊カジュアル(2)

  • 2021年9月23日

前回に引き続き、手間いらずの合繊カジュアルシャツをピックアップ。

ブランド名はズバリ、TRAVELIST(トラベリスト)。
もともとは旅に持って行って最も活躍してくれるシャツの企画として開発されたシリーズですが、あいにくの状況で、そんなシーンは想定しにくいのが残念ですが、もちろん日常でも便利な機能としてお使いいただけるので、普段着としておススメしたいところです。

ところで、洋服を主体とするファブリック製品にはさまざまな原料や繊維が使われていますが、世界で最も生産量が多くて市場に流通している原料といえば、間違いなく『ポリエステル』ということになります。
洋服のタグなどにも記載されているので見たことがあると思いますが、実際にポリエステルにはどんな特徴があるのかはっきりわからない人も多いと思うので改めておさらいしておきましょう。

ポリエステルとは?

繊維には、大きく分けて自然の植物などを原料とする『天然繊維(綿や麻など)』と、石油などを原料にして作られる『合成繊維』があります。
この他に再生繊維といったものもありますが、一旦置いておいて…
天然繊維は一般的にイメージしやすいので割愛しますが、合成繊維の代表ともいえるポリエステルは、石油の中に含まれる「キレシン」という物質を抽出して他の化学物質をくっつけたり、つなげたりすることで繊維を作っていく為、合成繊維という名称で呼ばれ分類されているものです。
ポリエステルは原料が入手しやすく価格も比較的安いため、生活用品含め、あらゆるものに使いやすいということです。

皆さんご存知のペットボトルの「PET」というのは、正式には「ポリエチレンテレフタレート」の略称ですので覚えておくといいですね。
洋服をはじめスポーツウェアやアウトドアのテントなど、身近にたくさん使われているポリエステルという素材。
この便利な素材を廃棄せず再度繊維に戻したりと、今後ますますポリエステルをめぐる話題は増えていくので要チェックです。
そんなポリエステル生地について、どんな特徴があるのかというと、

・繊維が丈夫で軽い
・乾きが速い
・熱に強い
・変形しにくい

このあたりが4大特徴ですが、天然繊維生地の場合、軽くて薄い生地に仕上げるとどこかに引っ掛けた際に破れてしまったりしますが、
ポリエステルは化学物質でできているため、ひっかけ等にも強く、ナイロンなどに比べれば耐熱機能もあるので総じてタフな素材であるといえます。
デメリットとして冬場には静電気問題がありますが、近ごろでは帯電防止の機能を備えたポリエステルも登場しているので、今後どんどん進化していきそうです。

シャツにも合繊素材の採用は拡大していてもはや驚くこともありませんが、メンズの特に大人の方はいまだに抵抗があるかもしれません。
合成繊維だけに後加工でできることも多く、風合いをコットン風、ウール風、リネン風と自由自在に変化させられるのも合繊の凄いところ。
皆さんが冬に着るフリースも、ほとんどはポリエステル素材を採用しているのですでにお馴染みの繊維という事です。

合繊は苦手だという方も、最近の進化した合繊は昔の安物とはまったく違うので、是非手に取って試して頂ければと思います。

それでは合繊カジュアルシャツの続編をご覧ください。

■ 合繊 ダイドスパン (カーキ)

トラウザーズならタックインで

アーム回りにはゆとりをキープ

濃いカラーの方が合わせやすいとも

軽めのブルゾンを合わせて初秋コーデ

スパンポリエステルを濃色に染め上げ、深みのある落ち着いたオリーヴグリーン。
写真のようなグレーのトラウザーズをはじめコーディネイトも容易で、特に淡い色調のボトムスに合わせるとしっくり馴染みやすいかと思います。
素材に程よい光沢があり、コットンのブロードに比べると高級感も感じます。
濃色のシャツはネイビーを筆頭に、徐々にニーズも高まってきているため、ポストネイビーとしてオリーヴグリーンやブラウンのシャツもオススメしたいところです。
バンドカラーが苦手という方も多いようですが、一番上のボタンを外すことで首が詰まった印象も避けられると思います。
初めは違和感があるかもしれませんが、徐々に慣れていつのまにか普通に着れると思いますので敬遠されている方には是非トライして欲しいですね。

■ スェード調微起毛 ストレッチタフタ (ブラウンストライプ)

秋を感じさせるブリックオレンジのスタンドカラーは、イエローベージュと同系色でまとめてみました。
普段あまり着慣れないカラーなので少し抵抗がありましたが気分が変わります。。
目立たない程度に細く白いストライプが入っていて無地とは少し違った印象になりますが、メンズ向けとしては珍しい生地のチョイスなので、一通りお持ちの方はこうしたカラーも検討してはどうかと思います。
濃色のボトムスを合わせるとやや重くなりすぎると思うので注意が必要ですね。

以上、大人の着用にも適した落ち着いた色調で構成されたバンドカラー(スタンドカラー)、いかがでしたでしょうか?
季節も変わって気分も一新、新たなアイテムにも挑戦して欲しいと思います。
是非店頭またはオンラインでチェックしてみて下さい。


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