Vol. 66

郊外での散策にも◎、本格仕立てのワークシャツ

  • 2021年2月18日

今回は軽井沢メンズカジュアル、3月から販売を開始する新たなシリーズ【 Suburban Line :サバーバン ライン 】より、無地のワークシャツをピックアップ。

新しい生活様式に対応すべく郊外への移住を決めた方々や、自然志向のライフスタイルを実践する方、それぞれにとって使い勝手のいい衣料を考え、機能性と気分を絡めて提案していくのがこのサバーバンラインのコンセプトです。

ワークシャツというのは、文字通り『 労働着 』ですね。
1850年頃、アメリカ西部で沸き起こったゴールドラッシュでは、一攫千金を夢見る労働者が炭坑や金鉱掘りに明け暮れていました。
徐々に日々の過酷な作業に耐えられる丈夫な素材や服のディティールが求められ、そこにこぞって屈強なワーキングウェアが供給されたことで人気を博しました。
時が流れ、労働着として定着したアパレルがファッションとして注目され、アメリカンカジュアルを象徴する代表的なスタイルの一つとして『ワークウェア』というジャンルが確立されました。

現代でいうところのカバーオールやカーゴパンツ、ペインターパンツ、オーバーオール、オールインワン(ツナギ)など、沢山のアイテムがワークやミリタリーといったキーワードのもとで販売されており、さらには大手メゾンブランドのコレク ションにもワークウェアの要素を採り込んだアイテムが数多く見受けられます。

今回ご紹介するサバーバンラインのワークシャツについては、シルエットは極めてオーセンティック、特にトレンドを意識したものではありませんが、アウトドアウェアに限ったコーディネイトにも制限されず、いろんなアイテムと組み合わせ が可能なデザインで設計されています。
とはいえ、特徴的なワークポケットのディティールや取付け方、洗濯に耐えられる丈夫な縫製手法などはしっかり踏襲されているので、全体から漂う雰囲気はワークシャツそのものです。
着るだけでラギットなカジュアル感が感じられること、ギア的なものを好む男性たちにとっては、ちょっとしたこだわりやギミックは刺さりやすく、様々なワークアイテムを集めるコレクターも数多く存在します。

近年その流れはレディスファッションにも波及し、メンズライクな着こなしを好む女性たちにとってもワークシャツやワークテイストは人気があります。
代表的なアイテムとしては『サファリシャツ』と呼ばれるベージュやカーキ系のツイル素材で両胸にフラップのあるポケットが装備されたもの、『CPO』というアウターとして羽織れるシャツタイプのなど、気づかないうちにワークウ ェアをルーツとするものは日常着の中に浸透していますよね。

さらに近年サスティナブルな暮らし方や志向が高まりを見せ、アウトドアをベースとしたアクティヴィティ人気で、より自然なモノ選びが主流になってきていることも見逃せません。

特にメンズカジュアルにおいて、ワーク、ミリタリー、アウトドア、スポーツの4大カテゴリーはカジュアルのベースとなります。

一定のサイクルで注目されるワークウェアは今後も男女ともに重要なポジションとして注目されていくでしょう。

それでは今回のワークシャツの補足説明をしてきましょう。

【 素材 】
白は綿100%のオックスフォード(セルビッチ)
しっかり糸を打ち込んだ肉厚のオックスフォードは、洗うごとに身体に馴染み、愛着が増す質感に変わっていきます。
ワークウェアの素材ではありませんが、定番的なオックスフォードは使い勝手が良いのでワークにも最適。
程よいシワ感が残るので、見た目のユルさやヌケ感が出やすいのもこの素材を用いるメリットです。

【 ポケット 】
通称:ガチャポケ(左右非対称のデザイン)
フロントにガチャガチャに付いてるポケットの意。(イレギュラーポケットとも呼ばれます)
右胸のポケットにはペンが差せる仕切りを設け、左胸は通称山型ポケットと呼ばれる、三角屋根風の少しマチをとった大きめのポケット(内側でボタン留め)、作業時にボタンが引っ掛からないよう配慮され、当時は懐中時計やタバコを入れた のでしょうが、生産効率を重視していなかった時代の手作り感が左右非対称のポケットからも伝わってきます。
この辺りはヴィンテージワークウェアの雰囲気を今に伝えるデザインとして楽しんで欲しいと思います。

【 縫製 】
袖付けや脇部は本縫いと2本針で堅牢な縫製が施され、更に衿の飾りステッチや前立てもWステッチで補強され、ほつれにくい処理がされています。もともとワークウェアは素材の厚みがある分、丈夫な縫製でほつれを防ぐ意味もあってWステッチ が多用されます。
作業時に力の掛かりやすい脇の裾部も別布の補強を施し、見た目に楽しいデザインの訴求と強度アップを両立しています。

【 ボタン 】
ヘビーユースを想定し、ペットボトルを再生したポリエステルの釦を採用。
直径11.5mmとやや大振りで、ボトム部を船底型に削ってあるため、手先が不自由な方でも指の引っ掛かりが良くスムーズな脱着が可能となります。

【 シルエット 】
オーバーシルエットではないので、タックインでキレイ目にも着こなせるサイズ感で設定。
大人の着用にも見栄えよくなるよう、着丈と身幅のバランスを調整しています。

少しゆったりめに着て欲しいので基本はタックアウト(裾出し)を推奨していますが、もちろんベーシックなパンツのときはタックインでもOKです。

それではドレスダウンとカジュアルなコーディネイトをご覧ください。

■ ダンガリーRGカラー (ブルー系)

短すぎない着丈は、大人にはちょうどいいサイズ感です。

全てのボタンを留めれば、いつもの雰囲気と変わります。

ボタンはボトムが船底型に削られ、スムーズな開閉が可能に。

左右非対称に設けられた通称ガチャポケ。ペンやメガネの収納に重宝します。

■ ホワイトオックスフォードRGカラー (ホワイト)

ヴィヴィッドカラーのカーディガンを合わせてワークシャツの着こなしをややキレイ目に。

タックインすれば武骨な雰囲気もでにくいのでオフィスカジュアルにも対応できます。

小振りのレギュラーは主張しすぎず使い回しやすいサイズに。

ネッカチーフを巻いてドレスシャツっぽく着てみました。

■ ホワイトオックスフォードRGカラー (ホワイト)

以上、使い回しやすいワークシャツのコーディネイトは参考になりましたでしょうか?

※掲載商品の販売について
3月初旬より軽井沢シャツ、プラトウ各店で順次販売開始予定。
軽井沢シャツオンラインストアも同時期の販売開始となります。


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