Vol. 64

モード感のあるコーデにもOK、『 素っぴんニットシャツ 』

  • 2021年2月4日

すでに暦の上では春を迎えましたが、寒さの本番はまだまだこれからといったところです。
外出や移動の自粛を強いられているせいもあってか、身体が気温の変化に対応できていない気がします。
早く暖かな春を迎えて、以前のようにウキウキお出掛けしたいという想いは皆さん一緒だと思います。

家に長時間滞在するといった新たな生活様式にフィットしたウェアリングの提供は私たちシャツメーカーにとっても大きな課題であり、挑戦でもあります。
今まで考えつかなかった素材の開発や使い勝手のよいデザイン設計,環境保護の観点から大事に使っていただける製品作りなどなど、本当の意味での新スタンダードを生活の中に定着させていかなければなりません。

今回は昨年レディス向けに先行で販売をスタートした『素っぴんシャツ』に続き、メンズ版の第一弾として展開するニットシャツをピックアップ。
店頭およびオンラインでの販売は2月末を予定していますが、やっとサンプルが到着しましたのでファーストインプレッションとしての解説と、従来とは違うニットシャツのコーディネイト例をご覧いただきたいと思います。

レディスの『素っぴんシャツ 』シリーズは昨年春より販売を開始し、過剰なデザインや包装を排したサスティナブルな商品設計に共感頂いたお客様から大変ご好評いただいております。
今回のメンズでは、まず素材の設定をニット(編み地)に設定。
自宅での巣ごもり生活が続く中、少しでもリラックスできるようストレスを感じさせない為には肌触りや素材選びが重要と考え、まずはニットシャツからのスタートとなりました。

このところ家で仕事をしていても、仕事とプライベートの境目が曖昧になって不安を感じる方も増えているらしく、あえて家でもちょっと“キチンと感“を保つことが不安解消へのキーポイントだと言われています。
誰とも会わないからと、けじめのない生活が続くと不安が募ってしまう。
ちょっとお化粧をするとか、パジャマのままで生活しないとか、少し気を遣ってみるだけで気分が晴れるのならやはり実践すべきだと思いますね。

そういう意味では、面倒なボタンを1つずつ掛けなきゃいけないシャツも同じです。
以前なら面倒なボタンも、少しキチンと感を出せるものと前向きに考えれば、やる気スイッチに切り替わるかもしれません。
特に衿のついたドレスシャツにはそんな意味合いも含まれているように感じます。

とはいえリラックスできる着心地は大前提です。
ちょこちょこ動きながら仕事をしたり、家事をしたり、近所への買い物などに出掛けたり…
そうなると素材選びはニットに軍配が上がります。
80番単糸の細い糸を40ゲージで編み上げた、かなり薄手でシルキーな素材を採用。
光沢があるので高級感も保てて、生地の張り感も十分です。
素っぴんシャツの名の通り、ポケットも省いてフロントはスッキリさせているので見た目も上品です。

一方、ボタンはスナップボタンという片手でも開閉できる軽量なものを採り入れ、巣ごもりでの使い勝手を重視。
このボタンの採用によって見た目も従来のドレスシャツやビズポロと別物に見えてくるから不思議です。

今回は若手のスタッフに協力してもらい、堅めのビズスタイルとは違うバランス感で着こなしを披露してもらいました。
一見無造作に着ているようですが、普段愛用するワイドシルエットのリラックスパンツに、この素っぴんシャツを合わせたコーディネイトは、ボトムスのゆるさ加減が生み出す自由な雰囲気と、モードっぽさがミックスされて今風な合わせ方にな っていると思います。
敢えてレザーシューズを合わせているのも程よくクラッシックを採り入れていてシックにも見えます。
少しゆったりめに着て欲しいので基本はタックアウト(裾出し)を推奨していますが、もちろんベーシックなパンツのときはタックインでもOKです。

■ 素っぴんシャツ スムースニット(ベージュ)

脇のカーブもキレイに見える仕立てなので、タックアウトしても凛々しく見えます。

同色にしたことで目立たないスナップボタンですが、小さめのレギュラーには程よく馴染んでいます。

■ 素っぴんシャツ スムースニット(ホワイト)

■ 素っぴんシャツ スムースニット(オリーヴ)

■ 素っぴんシャツ スムースニット(ネイビー)

タートルをインナーに使ってニットオンニットで。

ストレッチ性の高いニットは、レイヤードしても動きを妨げることはありません。

シックなネービーはWEB会議にも最適です。

編み地の解説「スムース」
両面編の一種でインターロック編とも呼ばれ、平面が滑かなことが特徴。
2つのゴム編みを交互に重ねあわせ、表裏ともメリヤス編みに見える素材です。
平面がなめらかなことが特徴でスムースというネーミングになったとされています。
Tシャツ、レギンス、スパッツ、肌着、スポーツウェアなどによく使用されています。
ダブルの編み機で編立する定番組織です。
シングルの編み機が1層構造であることに対し、ダブルの編み機は2層構造となっているため強度に優れ、斜行しにくい組織でもあります。
ドレープ性に優れ、シルエットがきれいに見えるため、きれい目のTシャツやワンピース、ドレス等に使用されています。

以上、光沢のあるニットが特徴の『素っぴんシャツメンズ』第一弾をご紹介しました。
製品の展開が始まったら大人向けの別コーディネイトもご紹介していきたいと考えております。


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