Vol. 63

ラフに着てこそ様になる、ウールリネン混のオーバーシャツ

  • 2021年1月28日

今回は、男女兼用で着れるオーバーサイズのカジュアルシャツをピックアップ。

ドレスアップにおけるクロージングスタイルは手頃な価格帯のオーダーショップの拡充によって、ジャストフィットで着ることの定着に繋がりましたが、 一方のカジュアルスタイリングは逆の流れというかビックやルーズなどオーバーシルエットでの着こなしが主流となり、その傾向は年代を越えてますます 広がりつつあります。
ストレッチ素材の自由度を体感してしまうと窮屈な着心地に耐えられなくなるのも事実ですが、現在の状況はその域を超え流行として着こなしの トレンドがゆったり着れるオーバーサイズであると解釈できます。

今回ご紹介するシャツは、一般的なシャツに比べ、かなり大きめのサイジングで設計され、全体の雰囲気は巷でも人気の高いミリタリー調の着こなしにも 対応できるタイプ。
既に若い方やレディスではオーバーサイズは当たり前となっていますが、大人向けの程よいオーバーサイズは多くないので、品を保ちながらトレンドの要素 を採り入れるには最適だと思います。

商品の特徴をお伝えしておきましょう。

■ デザイン

使いやすい、ほんのりミリタリー調。

・オーバーサイズが不自然に見えない、バランスのよいシルエット。
・比翼仕立て+プルオーバー仕立て(かぶり式)の程よいデザインが際立つ。
・重ね着も楽しめる着回し力の高い1着。
・ラギットな素材感、裾のカーブなどがお洒落感をプラス。
・ボディラインを拾いすぎないしっかり厚手の生地。
・丁寧なつくりなので大人の日常着としても最適。

■ 素材

リネン糸と異素材をミックスして、新たな機能と着心地を。

リネン(麻)といえば夏を想像する方も多いと思います。
実はリネンという繊維は保湿性が高く、大雑把に言えばオールシーズン心地よく着用できる繊維であることはあまり知られていません。
シャリっとした手触りや、触れたときに感じる冷たさはリネンの特徴でもあり、それが特に夏素材として認知されている要因でもあるのですが、 冬の暖かい場所で衣服内に熱がこもってしまった時など、湿気を素早く吸い上げ、早く乾いてくれるのでウールなどの繊維とミックスすると冷えた 汗の水分吸収も早く、そのままいい状態で保温してくれるという特性を持っています。
キッチンクロスにリネンが多いのも、この吸水力に勝るものがないからなんです。
そして意外にもリネン繊維は丈夫。
レディスのブランドでは厚手のリネン糸をがっしり織り上げた“ウィンターリネン”なるものを冬のメインアイテムとして打ち出しているところもあるほどで、 愛用者も多いと聞いています。
またリネン独特の光沢感やネップのある風合いはウールなど起毛した冬素材とも相性が良いので、カジュアル系のコーディネートに採り入れるとコットンや ポリエステルとは違って、ラフは表面感が出ていい感じにこなれて見えるわけです。
もちろんウールとコットンもブレンドされていますから、それぞれのメリットを生かしつつバランスのとれた素材となっています。

そして色も重要な要素です。
“冬に着る白”もいいものですが、やはり寒々しく見えてしまうのは避けたいところ。
オリーブやブラウン系カーキなど、着ているだけで暖かみをを感じられる色調を選ぶのが正解です。
ウールリネン混のカラーの出方は、同じ色でも少しぼやけた感じになるのでなんとも味があるのでこのあたりも是非、着用して感じて頂きたいですね。

それでは、メンズ、ウィメンズで同じシャツを使った、それぞれの着こなしをご覧ください。

■ ウール/リネン混 比翼プルオーバービックシャツ(オリーヴグリーン)

フロントをミニマルに見せるプルーオーバーが新鮮。

大人向けには、程よいゆとりをもったシルエットがポイント。

比翼前立てのボタンは詰まり気味に留めればクリーンな着こなしに見えます。

メンズはシンプルに、コットンパンツなどカジュアルなボトムスに合わせて無造作に着るのがベスト。
女性が着用するのに比べ、それほどルーズ感はありませんが、それでも十分リラックスしたシルエットでお召しいただけます。
ドレッシーなものではなく、シンプルなローテクスニーカーなど徹底的にデザインを排除した全身のコーディネイトの方が このシャツのシルエットを生かすことができます。
フロントの比翼前てのボタンは開けすぎず、やや詰まり気味にした方が着方としてカッコよく映るでしょう。
またクタッとしたウール素材のボトムスをセンタープレスせずにとか、ブーツを合わせてラギットな雰囲気で合わせてもバッチリです。

■ ウール/リネン混 比翼プルオーバービックシャツ(ブラウンカーキ)

長めの裄丈が女性っぽさを表現。

ドロップした肩は洗練された雰囲気に。

大きめにとられたスクエアポケット

ウールリネンのこなれた質感がミリタリー調のデザインとマッチ。

大人女性の雰囲気を醸し出すシンプルなデザイン。

ゆったりとしたオーバーサイズの、カーキブラウン無地のプルオーバーシャツ。
こちらは明る目ブラウンの色味が温かみを感じさせる、いい色です。
ボタンを隠した比翼仕立てがフロントをすっきり見せ、こざっぱりしたレギュラーカラーも控えめなので癖がありません。
オーバーサイズのシルエットとプルオーバーデザインがメインなのでミリタリーの感覚を採用しつつ、あくまでムード優先にとどめています。

人と被らないオシャレコーデが楽しめるプルオーバーシャツは、大人カジュアルからボーイッシュ、 フェミニン ガーリーまで幅広く スタイリングアレンジが楽しめますので、子育てママ世代の方や汚れやしわが気になる方も、はじめからムラのある糸を使った ウール/リネン混素材なら汚れても洗濯機でガシガシ洗えて、着込むほどに生地が馴染んでいい感じの質感が得られます。

素材の粗野でナチュラルな質感を残しつつ、ちょっとだけラフに見えるコットンリネンウール素材。
後ろ身頃はお尻までしっかり隠れるチュニック丈。
背中にはゆとりを設けるために広めのボックス型プリーツを配し、着用した際にふんわり膨らむシルエットに仕立てられています。
さらっと一枚で着こなしたり、ニットをレイヤードしてパンツやスカートと合わせたりと幅広い着回しが楽しめるシャツになっています。
カジュアルとは言えどボタンには茶蝶貝ボタンを使用し、細かい部分にも配慮がされています。
余り気味にダブつく長めの裄丈がゆるっと見えて、このシャツの程よくラフな感じ伝わってきますね。

以上、今回は特に大きめのシルエットで設計されたオーバーシャツのコーディネイトを男女の着こなしでご紹介しました。
重ね着が増える時期だけにオーバーシャツの出番はたくさんあると思います。
ご興味のある方はオンラインストアでもチェックしてみてください。


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