サカイのイチ推し

開発マーケティングディレクター坂井敏秀がおとどけするシャツスタイルコラム。

HOMEコラム > シワも堪能する、リネンジャケット。

メンズジャケット

Vol. 17

シワも堪能する、リネンジャケット。

  • 2020年3月12日

今回のイチオシは麻(リネン100%)の爽やかカラーの超軽量ジャケットをご紹介します。

麻素材のジャケット
カラーバリエーション豊富なリネンジャケット

なぜ今、”麻”なのか。

機能的なジャケットが全盛の今、改めて見直されているのが“麻”、超スローな天然繊維の代表です。

意外ですがヨーロッパでは久々に人気が高まっていて、日本国内では低迷を続けているメンズスーツでさえリネン100%や麻混紡の素材が見直されているようです。
当然シワにもなるし、手入れも面倒と言われる半面、機能素材では味わえない独特な質感に、ノスタルジーや憧れといった思い入れもあっての再浮上なのかもしれません。
そして背景には、様々な素材が登場する中、あえてシワを強調したものが話題になったり、製品では縫製時に発生する縫いジワ(パッカリング)を新たなテクニックとして打ち出したものなど、巷には多種多様な表現手法が溢れ、ファッションとして“シワ”をデメリットとばかり捉えない環境になっていることも要因でしょう。
またサスティナブルな生活様式が見直される中での天然繊維回帰といった傾向も少なからずあると思います。

シャツ感覚で羽織れる、JATTS。

今回のリネンジャケットの素材は、麻の原産地として世界的にも有名なアイルランドのアイリッシュリネンを使用。

「Hardmans Linen / ハードマンズ リネン」
ハードマンズ社は北アイルランドにおいてリネンを紡績する企業として誕生。
世界中で高評価を得ているハードマンズ社で紡績されるリネンは着込むほど体にしっくり馴染み、しかも耐久性があり、上品な光沢とあわせてリネン特有のサラッとした肌触りが特徴の高品位な素材です。

一方、ジャケットの作りは裏地や芯地を使わない一枚仕立てのウルトラライトなシャツジャケットタイプ。
シャツと同程度の重量で仕立てられ、羽織った方はその軽さに必ず驚くスぺシャルなアイテムです。
シャツ作りのノウハウから着想し発展させたシャツ感覚で羽織れる【JATTS】。
最近のカジュアル化に伴い、クールビズから休日カジュアルまで幅広くカバーしてくれるはずです。


それではいくつかコーディネイトをご紹介します。

ブルー ジャケット品番 AJKZ09-01

ブルーのリネンジャケット
ハードマンズリネンジャケット

程よい色のトーンが使い回しやすいブルーのジャケットです。
ここはひとまず同系濃淡の組合せが鉄板ですね。
キレイなサックスブルーが際立つようインナー・ボトムス共に同じトーンのネイビーで揃え、全体の統一感を意識しました。
単純にネイビー系を合わせればほぼ合いますが、ボトムスをミディアムグレーなどのダーク系にすることで、休日だけでなくオフィシャルな場にも対応できるのでとても重宝すると思います。
画像の通り生地表面のネップ(節糸)と呼ばれる糸の不均一な感じが、いかにも麻って感じで気分が上がりますし、Tシャツ、スニーカーのラフなコーディネイトにも、 このくらいのブルーならすんなりマッチしてくれるはずです。

ピンク  ジャケット品番 AJKZ09-03

ピンク無地のリネンジャケット

桜の花びらを連想させる、とてもキレイな色のピンクジャケットです。
ピンクはどうしても休日お出掛け用って感じにはなってしまいますが、リラックス気分を盛り上げるには最強です。
ゆるい着こなしをイメージしてリゾート感漂うシャンブレーのオープンカラー(開襟)シャツを合わせてみました。
もともとブルーとピンクは好相性ですが、今季ならサンドベージュ系のシャツやニットを合わせると、ピンクの印象もシックに映り、よりモダンな雰囲気をお見せできたかなと反省しています。

ギンガムチェック(ネイビー)  ジャケット品番 AJKZ08-02

ネイビーギンガムチェック柄のリネンジャケット

ギンガムチェックの中でも、7mmとややピッチ幅広めのジャケットです。
遠目からでもしっかり柄物と認識できる大きめのパターンなので、この柄の雰囲気を活かせるベージュのニットポロを合わせました。
とかく小柄の方が合わせやすいと思われがちですが、ことギンガムに関しては、ちょっと柄が大きめかな?という位の方が意外とシンプルでスッキリした感じに見えるというのが私の感想です。
できればインナーは無地に限定した方が無難ですが、大胆に赤いシャツやホワイトパンツを合わせ、全体でトリコロール風の着こなしなんかもカッコいいと思いますね…。

ブラウン  ジャケット品番 AJKZ09-02

落ち着いたブラウンカラーのリネンジャケット

柔らかなトーンで織りあげられたブラウンジャケット。 濃いブラウンには抵抗のある方も、このくらいのトーンであれば気軽に着用頂けると思います。
スペイン生まれのリゾートシューズ“エスパドリーユ”に合わせたオリーブのネッカチーフで全体のカラートーンを落ち着いた感じにまとめてみました。
インナーはシャツに限らず、Tシャツやポロシャツ、または丸首のクルーネックをもってくるとカジュアル感が出過ぎず、また堅くなり過ぎず程よいスタイリングになります。麻とシルクは相性もいいので、首元にフワッと巻物を差すのもこのジャケットを多彩に着こなすポイントですね。
麻100%のジャケットには無地でも構わないので是非ストールなど巻き物を加えてみて下さい。

まとめ

リネンジャケットは見た目も着心地も涼しげなところが最大の魅力。
もちろん着用ジワが目立ちやすいというデメリットは否めませんが、それ以上に自然なシワが自然な着こなしに華を添えてくれます。
あまり神経質にならずにこのナチュラルドライな風合いを皆さんに楽しんで頂きたいものです。
お手入れについてですが、私の場合、麻100%は若干シワが残った感じで着たいので、短時間洗濯ネットに入れて洗った後、干す前にハンガーに掛けた状態で手のひら全体で引っ張りながら パンパン叩いてシワを伸ばし、乾いたらそのまま着てしまうという荒業っぷりです。
皆さんにおススメできる方法ではないですけど…。

【商品特徴】
仕様:2ツ釦シングル、センターベント、スリーパッチポケット
縫製:袖口筒縫い、裏地なし

【リネン100%素材のお手入れ】
日々のお手入れでは浴室などの蒸気を利用して一日干して頂くとシワの回復がしやすくなります。
高温の熱はテカリの原因となります、アイロンを当てる際は、必ず当て布やスチームを利用して優しくお手入れして下さい。

【取扱い店舗について】
軽井沢シャツ岡谷店・松本店は3/13の入荷予定、軽井沢シャツ 立川店は3/14の入荷予定です。
プラトウ千曲店・軽井沢シャツ シーズンはすでに入荷しています。

メンズファッション