サカイのイチ推し

開発マーケティングディレクター坂井敏秀がおとどけするシャツスタイルコラム。

レディスシャツ

Vol. 74

この春、気分も上がるナチュラルなストライプシャツ

  • 2021年4月15日

今回は軽井沢シャツウィメンズより、春気分満載の『 ストライプシャツ 』をピックアップ。

すっかり過ごしやすい陽気となりました。
急に気温が低下して身体がビックリする日もありますが、これほど太陽の日差しが待ち遠しい春はなかったように思います。
巣ごもり生活が続き、しばらく装うことに興味を持てなかった方も多いと思いますが、やっぱり服は気分を上げてくれる大事なツールだと気づかされた一年でもありました。 状況はあまり変わっていませんが、気温の上昇とともに気分も上げていきましょう。

今回は季節の変化を確実に体感できる、薄くて軽いシャツの提案です。
カラーリングもそうですが、着るものが軽くなることで動きも気持ちも軽くなります。
それでは着こなしをご紹介する前に、各アイテムの素材について補足しておきます。

【 コーディネイト-1 】 キュプラ混先染めストライプ

キュプラとは…植物系再生繊維の一種。
聞き慣れない繊維名かもしれませんが、スーツやドレスの裏地、キレイめなワンピースからスカートまで幅広く使われている、レーヨンに似た特性をもつ素材です。
中でも旭化成の『ベンベルグ』はキュプラの代表的なブランドとして世界の名立たるブランドが裏地に採用しているほどなので、ご存じの方もいるかもしれません。
アロハシャツに使われるレーヨンの原料が木材パルプであるのに対し、キュプラの原料は『コットンリンター』と呼ばれる綿花を採取した後の綿の実の表面に密生している2~6mmの繊維から生まれます。
天然繊維由来で土にも還ることから、近年のエシカル・エコの高まりとともにエコフレンドリーな繊維として裏地以外にシャツでも注目されています。

キュプラの特徴
① 吸湿性、放湿性がある (汗を吸い、蒸れにくい)
② 静電気が起きにくい (裏地に使うメリットがある)
③ レーヨンに比べシワになりにくい、強度がある
③ 柔らかくしなやかで、ドレープ性がある (シルクっぽい)
④ デメリットとしては、レーヨン同様やや縮みやすい

※ドレープ性とは、腕を上げたり、ダンスで回ったりした時に綺麗に拡がる素材の流れや動きのことを指します。
『オチ感』という言い方もよく使われますが、要はテロっとしてシルクっぽい素材だと思って間違いないです。

【 コーディネイト-2 】 オープンカラーシャツワンピース

生地全体に波打ったような効果がみられる楽しい素材です。
99%コットン素材に1%だけ『ポリウレタン』という伸縮性のある繊維を入れたものなんですが、この1%がどんな効果を生むかというと、横糸に等間隔で1本のポリウレタンをセットし、 この1本が生地全体をクっと引っ張ることで部分的にツレが発生し、凹凸が波のような表情に変わるという仕掛けです。
メンズシャツではあまり用いない手法ですが、ウィメンズのサラッとしたシャツやリゾート系のワンピースなどにはよく使われる表現方法です。
今回の素材はベースとなる白の織りも『ローン』と呼ばれる、ブロードよりも打ち込みの甘いタイプを選び、更にポリウレタンの糸で部分的に釣り上げて軽い雰囲気に仕上げているので、 デイリーに着ることはもちろん、日差しの強い場所で日除け代わりに羽織るなど様々な使い方ができるものになっています。
110cm以上のロング丈で作られていますが、あまりの軽さに驚くことと思います。
年代問わず合わせやすいストライプであることもオススメの理由です。


それでは2タイプそれぞれのコーディネイトをご覧ください。

キュプラ混 先染ストライプ ラウンドカラーシャツ  (サックス×イエロー )  Yarn-dyed Round-Coller Shirt

優しい色合いのサックスとイエロー

少し衿を抜いて着るのがポイント

背ヨークのギャザーがエレガント

フロントだけタックインがオススメ

Staff Voice!

【スタッフ伊藤のコメント】
レモンと青空のようなさわやかなストライプシャツです。
ラインの黄色を拾って、カバンとフラットシューズで色味を合わせて着てみました。
透け感のある素材でのっぺり感もないので、白いTシャツの上にさっと羽織って腕まくりをしても涼しげな印象に仕上がりますよ。
さらっとデニムとあわせるだけで決まるシャツ間違いなしです。

優しい色とテロっとした風合いが◎

このシャツの良さはズバリ素材感にあります。
先の説明にもあった再生繊維キュプラを34%ブレンドしている関係で、とにかく軽く、とろみたっぷりな質感はコットン100%素材では味わえない、 まさに“素肌に着て気持ちいい”という表現がピッタリです。

そして、優しい色合いのサックスベースに相性の良いイエローを加えた少しメンズっぽい感覚のストライプ。
目立ちすぎないカラートーンであることと、糸の打ち込みを上げていないことでストライプだけが悪目立ちせず、品性な顔立ちに仕上がっています。
丸みのあるラウンドカラーは堅さを和らげるので、ちゃんとフェミニンな感じになっているのも好印象です。
ボトムスもシャツの色調に合わせたクリーミーなベージュにしたことでコントラストを抑え、全体がソフトなカラートーンでまとまっています。
逆にポイントカラーであるイエローで統一したクラッチバッグ、フラットシューズが効果的なアクセントとして全体に華を添える形になりました。
このようにソフトなカラーリングにはポイントでヴィヴィッドな小物を持ってくると、絶妙なバランスになるので皆さんも参考にしてみて欲しいと思います。
オーセンティックなシルエットなので、着方としてはタックアウトするとやや中途半端なバランスになりがちです。
ここは画像のようにフロントのみをボトムスに入れコンパクトにまとめるのが正解といえそうです。

オープンカラーシャツワンピース ( 白×ネイビーストライプ )    Open-Coller Shirt One-piece

タテ長を強調するシルエット

脇のシームポケットが便利

少し浮かんだシボ感が絶妙

足さばきも軽快で安心

着ていることを忘れるほどの軽さ

Staff Voice!

【スタッフ安藤のコメント】
春らしい薄手のシャツワンピです。
柔らかな生地感なので、アウター感覚で羽織って着ると、ふわふわとしたシルエットが可愛いです。
オープンカラーは小顔効果もあるので、インナーにタートルネックを着て、前を閉めたコーデもおすすめです。

着ていることを忘れる軽さ。

ショートポイントの小振りな開襟シャツデザイン、着丈114cmと十分な長さのシャツワンピースです。
長い着丈が颯爽と映るデザインですが、驚くほどフワッと軽いのでビックリされると思います。
99%のコットンに対して、横糸に数本(1%)だけ配置されたポリウレタン糸がフラットなローン素材にシボを生み出し、薄手の素材をより軽く見せてくれます。

着こなしはシャイニーなマスタードのキャミワンピの上から更にシャツワンピを羽織ったコーディネイト。
ネック周りが特徴的なホワイトのオフタートルをインナーに合わせ、レイヤードでありながらくどく見えない様、配色も絞って工夫されているのが分かります。
シャツの軽さを強調するようにリボン付きのフラットサンダルをあわせ、足元だけパキっとモノトーン系で引き締めた感じでしょうか?

両胸のポケット寸法はタテ17cm×ヨコ15.5cmという割と大きめのサイズに。
モノを入れることを目的としてデザインされたものではありませんが、ロングシルエットの中に、この大きめのフラップポケットがバランスよく溶け込んでいます。
ポケットがあることでシャツっぽさも残るので、ワンピースと違ってレイヤードとかの自由度も高い点もメリットです。
ベルトでウエストにポイントをつけるのも良さそうです。
そして見た目の印象をエレガントにしてくれる脇裾のサイドスリット、スリットの長さは約28cmと長くとられているので脚にまとわりつかない点も優秀です。

以上、今回はとにかく軽い着心地を体感できる2タイプのシャツをご紹介しました。
日を追うごとに気温も上がりますので、少し薄手のタイプも今からチェックしてみてはいかがでしょうか?
興味のある方は是非軽井沢シャツオンラインサイトもご覧ください。


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